通信販売への大手参入

ここ近年の通信販売業界の流れとして、それまで通販という販売業務に無縁のはずであった大手企業が次々と参入してきているという点があります。通販市場全体は既に2兆円を超える巨大なものになっているので、大手メーカーも存在を無視することができなくなってきたと言えます。そのような大手メーカーの通販への参入のことを「メーカー通販」とまとめる言葉もあります。
メーカー通販が増え始めた理由としては更に、「人口が減少してきたことで、従来までの売上確保が難しくなってきたため、人気の健康食品分野に進出してきた」「メーカーがこれまでとは全く違う業種に参入する場合、通常なら莫大な初期投資が必要であったが、インターネット通販などでは商品さえあればすぐに参入が可能になった」「通販は健康食品や化粧品など特定の分野に偏向して人気があるので、比較的商品開発がしやすい」「通販はエンドユーザーからの声を集めやすく、分析による販売戦略が立てやすい」などといったことが挙げられています。
通販市場に参入しようとしている企業には、食品・飲料メーカーの他にも医薬品メーカーなどの大手があります。もともとこのようなメーカー企業は健康食品に応用できるような研究が進められてきたので、全くのゼロからスタートというわけではないのです。
しかしながら、通販市場に参入した大手メーカーのすべてが成功をしているわけではなく、かなり苦戦を強いられているという現実もあります。